学校図書館司書教諭とは、教育職員免許法に定める小学校・中学校・高等学校・特別支援学校(盲・ろう・養護学校)のいずれかの普通免許状を所持している人が、必要な単位を取得して大学を通して文部科学省に報告すると、「修了証書」を得ることができます。
司書教諭ってどんな仕事をするの?
学校図書館法では、学校図書館の専門的職務を担う教員として、「司書教諭」を学校に置くこととしています。(学級数が合計12学級以上の学校には、必ず司書教諭を置かなければなりません。)
司書教諭は、教諭として採用された者が学校内の役割としてその職務を担当し、学校図書館資料の選択・収集・提供や子どもの読書活動に対する指導、さらには、学校図書館の利用指導計画を立案し、実施の中心となるなど、学校図書館の運営・活用について中心的な役割を担います。解放図書や図書ボランティアさんとのパイプ役、さらには図書委員会の指導なども行っていることが多いようです。
司書教諭資格は採用試験に有利?
上に書いたように、一定規模以上の学校では司書教諭設置が義務付けられていますので、司書教諭の資格が新設された当初はあった方がいいとよく言われたものです。現状においては、司書教諭の資格がそこまで有利に働くものではないものと思われます。本が好き、図書室経営でこんなことをしたい、本を通して児童生徒をこんなふうに育てたいといったような志があればぜひ取得しておくと良いと思います。逆に、司書教諭の資格があると図書館関係の仕事はどんどん回ってくると思っておいて良いかもしれません。そのあたりもよく考えて、自分の指導の幅を広げて、実際子どもたちとのかかわりに生かすんだという目的をもって取得した方が良いと思います。
単位はどれくらい必要なの?
司書教諭については、次の法律に定められています。
◎学校図書館司書教諭講習規程(昭和29年文部省令第21号)
(履修すべき科目及び単位)
第三条 司書教諭の資格を得ようとする者は、講習において、次の表の上欄に掲げる科目について、それぞれ、同表の下欄に掲げる数の単位を修得しなければならない。
科目 | 明星大学開設科目 |
---|---|
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読書と豊かな人間性 |
読書と豊かな人間性 |
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科目終了試験の過去問募集
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