教員養成セミナーVS教職課程

 教員養成セミナーと教職課程のどちらが採用試験対策に適しているかを比較してみました。また、ここでは私も利用した「定期購読」についても紹介していきます。

目標は教員になること?

 大学に在籍していると、徐々に資格取得や卒業が目標のように錯覚することがあります。そして、教員採用試験を何度も受験するうちに、「採用試験合格」が目標と思うようになってきます。でも、自分の本当の目標って何でしょう。教員になって子どもたちと様々な関りをしていくこと。つまり、「自分なりの理想の教師」になることではなかったでしょうか。そのために、明星大学の通信教育課程に高い受講料も払ってお世話になっているわけです。

 さて、通信教育で教員免許を取得し、教員として採用されるまでの中で一番の難所といえば、やはりこの「教員採用試験」です。しかし、通信教育と並行して学習を進める私たちにとっては、それなりの準備と作戦が必要です。何より、自分自身の「将来に生かせる採用試験対策」を見つけましたので、ここではそのことについて、自分の体験談をもとにまとめていきます。

自分自身の考えだけでOK?

 教員採用試験対策はもちろん、何の資料にも頼らずに進めることも可能だと思います。問われるのは、教育法規や一般教養、そして教育時事などです。法規類はインターネットに公開されていますし、時事問題も日ごろから新聞を読んで世間の問題に関心を向け、自分なりに考える癖をつけていれば分かるものです。昔から、教科書や本を読んだだけでテストの点数が取れる友だちっていましたよね。頭のいい人です。

 私はというと、自分で言うのは恥ずかしいのですが、「努力の人」です。しかも、ちょっと「めんどくさがり屋」です。こういうと特別な感じがしますが、つまりは天才ではなく、普通の人だと思います。そこで分かったのです!

採用試験対策を効率的に

 やることが多い。中でも一番の心配は、答申や指導要領改訂、統計資料など日々変化する教育事情についていくことができる自信がない・・・。

 心配性の私は、試験に関係しそうなところをすべて網羅したいと思いました。しかし、私にはそれを効率よく実行するだけの力も余裕もありませんでした。仮に法律の問題をとってもその量は膨大です。そして、ただ知っていれば良いというわけではなく、試験問題としての出題され方というものがあります。それに対応できる準備を効率よく進めなければ、仕事をして、通信教育で単位もとって、採用試験もクリアしてという3つの壁をクリアするのは難しいものです。

自分の力だけではダメだ…

 そんなとき、頼りにできるもののひとつに教員養成セミナーや教職課程教員といったような採用試験対策に特化した雑誌があります。ここではその2大勢力と言っても過言ではない、教員養成セミナーと教職課程について紹介します。

教員採用試験に特化した『教員養成セミナー』

 読みやすさでは『教員養成セミナー』2

 では早速、採用試験対策大手2誌を比較してみます。そんなの2冊とも買って読めばいいじゃないかという考えもありますが、現実問題として持て余してしまうのではないでしょうか。私は教員養成セミナーを使いましたが、最近採用試験に合格した後輩の中に教職課程を使ったという人がいましたので、それを譲り受けて比較してみました。

 まずは、私も使用した時事通信出版局の発行する『教員養成セミナー』について紹介していきます。

養成セミナー

教員採用試験の詳しい分析と圧倒的な問題量!

 教員養成セミナーは前半は読み物教材、後半は問題集形式の試験対策集になっています。その問題量は相当な量で、教職課程の倍以上はあります。最近、若干リニューアルされたところもありますが、より分かりやすさを追求し、教員採用試験のために必要なことをシンプルにまとめ上げている印象を受けます。しかも、最近では毎号YouTube上で講義動画を無料配信!巻末のテキストを使って教職・一般教養の学習ができるというまさに現代版の雑誌です。

試験対策は過去問のデータ分析をもとに類題を掲載

 過去問を参考に試験対策の問題集が掲載されています。そればかりか、各都道府県でどのタイプの問題が多く出題されているのかを表にまとめています。教員採用試験に出題されるものというのは、じつはかなり傾向があって絞り込むことができますので、この表を見て、自分の受験する自治体の傾向を知るだけでもかなりの対策になります。

読みやすさでは『教員養成セミナー』3

 この例では、北海道・札幌市の試験問題には5年中3回教授法から出題されていることがわかります。一方、岩手や山形あたりではこの手の学習指導の問題は出題されていないことがわかります。念のため・・・学習しておく必要はありますが、優先順位は低くなっていきますよね。限られた時間の中での試験対策であればあるほど、どれも同じように学習するのではなく、軽重をつけるということが大切になってきます。

教育時事問題はグラフやキーワード解説でわかりやすく対策

読みやすさでは『教員養成セミナー』4

 このような近年の教育課題は必ずと言っていいほど出題されます。資料の出どころもしっかり明記されていて、そこから何を読み取らなければいけないのかもまとめられています。正誤問題によく使われる問題ですので、このグラフをイメージできるとそういった問題にかなり強く対応できます。もちろん、試験対策というだけでなく、これから教職に就くので当然知っておきたい内容です。それらが、コンパクトにまとめられているのが素晴らしいですね。

答申や提言など重要な通知も網羅

読みやすさでは『教員養成セミナー』5

 時代の変化とともに毎回話題になる文部科学省や各諮問機関からいろいろな重要文書がまとめられています。これらは本当によく試験に出ますが、正直なところそれらのすべてに目を向けているのは難しいことです。たとえ、目を通していたとしてもどこが出題されやすいのかまで考えていられないですよね。

 この例であれば、「第6章のここに注目!」ということがわかります。第6章という着眼点だけでもありがたいのですが、その中でもココ!というところまで教えてくれています。こういうように、教員養成セミナーでは取り上げ方の形は様々ですが、必要な情報をコンパクトにまとめてくれています。

論作文・面接対策も抜かりなく

読みやすさでは『教員養成セミナー』6

 この手の論文対策の情報は、言ってみれば他の雑誌やインターネット上にも多く溢れています。むしろ溢れすぎていて何を見れば良いのかが分からない状態です。小論文は採点者によっても正解が異なることがあるという恐ろしいものです。でも、この教員養成セミナーの中にしっかりと盛り込まれていることで、範囲が絞られ対策に出遅れることなく見通しをもって準備することができるというメリットがあります。採点をしたことがある方の話によれば、規準はあるけど正解はないそうです。内容的にもかなりしっかりしていると思いますので、まずはこれを読んで自分なりに小論文を書いてみることが必要ではないでしょうか。基礎基本をマスターし、幅広い知識や様々な角度から物事を見る力をつけて行くことで、多くの人に受け入れられる論文を書くことができるようになっていきます。

 レポートもあるのに面倒だなと思うことと思いますが、書く力を上げていくとレポートの書き方もしっかりしてきますので、レポートも論作文対策も両方を兼ねていると考えると良いと思います。もっと言えば、教職に就いてからは人の書いたものを添削する立場になっていきます。その際、しっかりした見方や考え方を持っていればまわりからも頼られる存在になることと思いますので、スキルアップも兼ねていると思いながら基礎基本から取り組んでいくと良いと思います。

養成セミナー2

学生から現職まで幅広く学べる『教職課程』

hotoke

 さて、もう一冊は共同出版社の発行する『教職課程』です。教員養成セミナーと比べると、よりじっくり読む内容になっている印象を受けます。おそらく、採用試験を受ける人を対象にしているというよりは、教職を志す人を対象としている雑誌と言えそうです。つまりは、本当の意味の基礎力であったり教育観を育てていくための雑誌と言えそうです。採用試験の直前に読むというよりは、教職を志そうと思っている人が継続して読む雑誌という色合いが強いです。大学1年生(このサイトの読者なら通信教育に申込んだ時)から読んでいくといいのかなと思います。レポートにも役立ちそうです。

教職課程

「現場に出てから必要な知識や考え方」にも対応している

 『教職課程』の特徴は、採用後に現場で生きる知識や考え方が多く盛り込まれていることです。目次を見るだけでもその特徴がよく読み取れます。

例:2017年2月号 (2016年12月22日発売) の目次

【特集】
・いまこそ好きになりたい、教育法規。
・2017年度(2016年度実施)試験を徹底分析!
自治体別 小学校全科出題傾向分析
【連載】
・教員志望者に贈ることば 松野 博一(文部科学大臣)
・最新教育情報がわかる。教職CAFE
・教えて!フレッシュ先生
・新聞を読んでいる時間がない人のための教育時事

/一般時事 NEWS HEADLINE TOP10/小島弘道の教育ご意見番!/内田 良のいま、学校にあるリスク/藤平 敦の生徒指導 お悩みQ&A/BOOKS REVIEW/CHINEMA REVIEW/星座で見える教員採用試験対策/“集中力”を高めるおとなの塗り絵/女子栄養大学監修!教採に効くレシピ/香月よう子のイケティーになろう!/教員になるまえに読みたい詩/

・読者参加型 論作文誌上添削ゼミナール
・剱持流板書誌上講座
・第1回誌上テスト(教職/一般)
・第2回誌上テスト(教職/一般)

 最近では、試験対策の企画や情報量の増加も見られます。でも、幅広い視点から雑誌が構成されているという長所は生かされています。

教職課程

さっそく雑誌を入手して学習をスタート!

 このように、大手2誌どちらにも良い点があります。時間とお金に余裕があれば両誌を自分の目で読み比べてみると良いと思います。簡単にまとめるなら、効率よく試験対策だけに特化したものが欲しいという方であれば『教員養成セミナー』がオススメ!少しじっくり読んで、教職に就いた際のヒントになる知識や技能も身に付けたいという方であれば『教職課程』がオススメです。あくまでも私の分析ですので、参考までにしてください。

 さて、そうは行っても迷っている時間はありません。こうしている間にも試験までに残された時間は刻一刻と減ってきています。試験まであと〇日、そのうち単位取得のための学習時間、仕事のための時間、その他自分や家族のための時間…一度学習しても忘れてしまう俺。

定期購読を考える

 とにかく手元に雑誌を揃えて自分にノルマを課そうと思ったら…。

 

売り切れで雑誌が揃わない!

 

 私は普段楽天市場ユーザーでポイントを貯めています。だからまずは楽天市場を探したのですが、あまり扱っている店がなく、あっても『売り切れ』という表示が多数。しかも、雑誌なので値段に違いはない。バックナンバーも揃えるとなるとこれは大変だなということになりました。そんな中、見つけた安くて便利で確実な方法を最後に紹介します。

Fujisanで「定期購読」

 実は、定期購読の経験はあまりありませんでした。イメージとしては昔おばあちゃんが婦人雑誌を定期購読していたり、大学の時にゼミで何かを定期購読して読み合わせをしていたり…とあまり馴染みのない感じでしょうか。でも、よく考えてみたら子どもの頃にお世話になった人も多い福武書店の進研ゼミ。今でいうベネッセの『チャレンジ』。あんな感じです。それも、1年のサイクルでほぼ完結しているので採用試験のために1年分セットで買えばいいのです。ただ、教員養成セミナーに関してはスタートは9月号です。でも、「安心してください!買えますよ。」

 雑誌のオンラインFujisanを私も利用しましたが、ここの場合9月号から翌年の8月号までと、別冊の組み合わせで1年分という契約方法があるのです。最新号からではなく、バックナンバーも含めて親切に1サイクルとして契約してくれます。しかも、別冊として特集される5冊を含めた契約もできます。1冊ずつ探してきて購入するより楽ですし、買い漏らす心配もありません。何より送料無料と最大5%の割引(期間限定)もあります。交通費をかけて書店に行ったり、ネットサーフィンで探さなくてもいいのです。

しかし…25,000円は高い…かな。

ここで、費用対効果を考えました。

 私は当時、期限付き教員として働きながら通信教育に在籍し、採用試験対策も考えていました。一時は「臨時採用(期限付)をやっていれば採用試験なんて受かる」と思っていましたが、甘かったです。そんな人はいっぱいいますし、何より自己流は危険ですし、わずかな経験を武器にするような人は試験官に嫌われます。謙虚に学ぶ姿勢をもち、いろいろな考え方に耳を傾けられる人が求められているのです。では、東京アカデミーなどで開講している採用試験対策の講座に通うのはどうか。それもひとつの方法です。ただ、それこそ受講料、交通費がどんどんかかっていきます。年間購読は一度に払う金額は高く感じますが、よく考えてみると1度の支払いで終わりますし、なんといっても自分の就職に直結する最終兵器。うまく行けば1年で終わるわけです。しかも、我々はもう大人で、子どもの教育費として捻出してくれた両親のことを思えば、ここでこれくらいの自己投資を躊躇してはダメだなと思いました。

定期購読は悪くない

・ 25,000円÷365日=68.5円 1日あたり約70円。

・ めでたく教員になったら、初任給はいくら?

・ 情報を持っているものが得をする時代。

・ 払えないほど今は生活に余裕がないのか?

・ そもそも、買うか買わないかで結果が変わるのか?

・ 買わなくても行けるのか?

・ 人生の大勝負で25,000円をケチるべきなのか。

・ YouTubeの講義も受けられるなら…

 そう考えていったらそんなに悪い話でもないと思ってきて、むしろ1日も早く手元に無いと損をしていると思うようになりました。

なぜFujisan押し?

 私がFujisanを勧めるのは、ここが便利だったからです。明星大学通信教育非公式ガイドもそうですが、自分が経験したことを紹介するというポリシーでやっていますので、Fujisanなんです。ライバル企業のみなさんごめんなさい。数ある中からここのサイトを選んだのには理由がありあす。それは、品揃えと支払い方法です。私は当時、「ネット決済は怖い」と思っていました。そんな私でも利用できた分かりやすくて安心・安全なネット決済システムや、自分の財布から現金で払いたいという人まで対応しているからです。支払い方法は以下の中から選べます。

・クレジットカード払い

・コンビニ・ATM・ネットバンキング・Edy・Suica・iD払い

・Web口座振替

 ここまで幅広く対応してくれているのはありがたいですね。そして、利用者が多かったのも選んだ理由です。知らない人にはFujisan?なにそれ?ですが、知っている人には、老舗じゃない!という感じです。だから安心です。

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 別冊だけ欲しい時や、一部の雑誌のみ欲しい場合は個別に購入することもできます。私のところに、最新号が出たらメールが届くようになっています。余裕があるときはココにも紹介していきますね。貴重な時間を使って最後まで読んでいただきありがとうございました。ご健闘をお祈りします。