教員採用試験に一発合格するために、「教員養成セミナー」と「教職課程」を比較して、どちらがおすすめかを検討します。教職教養や一般教養などの筆記試験、面接、実技、小論文、場面指導など計画的に対策できます。1次試験から2次試験までを見通し、総合的に対策を進めていきます。さらにちょうどよい時期にいい感じで届く定期購読について、お得なサービスを見つけたので、この記事で紹介します。

今年は大きなチャンス!

 本題に入る前に、「今、合格しておきたい」理由を2点。
① 指導要領が新しくなります。
 こういう時は指導要領そのものもそうですが、答申など時事問題で差がつきます。効率よく勉強していない人は変化に追いつけません。裏を返せばポイントを押さえれば有利です。
② 試験の倍率が低下中
 新聞では2016年は2倍少々だったそうです。かつては7倍から10倍の時期もありましたからずいぶん変わりましたね。退職者と志願者のバランスの関係で、今がチャンスです。ただ、少子化や退職者の再任用、定年の引き上げでこれは長続きはしませんので今が攻め時です。今後、また徐々に難しくなっていくのではないでしょうか。

 では早速『教員養成セミナー(時事通信出版局)』と『教職課程(協同出版)』特徴を見てみましょう。なお、最後に紹介しますが雑誌なので1年間の定期購読がおすすめです。Fujisanというところを使えば割引もあるし、バックナンバーも送ってもらえます。

採用試験は1年に1回

 倍率が下がってきたとはいえ、希望する自治体がある人にとって教員採用試験は1年に1回です。期限付き教員や講師などで先生の仕事に就くことはできますが、研修の充実度やキャリアの積み上げを考えると少しでも早く正採用になった方がいろいろなことで有利に働きます。具体的な例で言えば生涯賃金。1年分多く給料がもらえるだけではなく、昇給のスタートも1年早いので最終的には何百万という差になっていきます。また、採用試験を何度も受けるとなれば、そこにかける労力や費用も必要です。その時間を教材研究や自身のスキルアップに使いたいものです。このようなことを考えても何とかして1年でも早く正規採用を勝ち取りたいものですよね。

 さて、教員採用試験受験者のために徹底的に情報を集約・分析している雑誌があります。「教員養成セミナー」「教職課程」の2誌です。採用試験を受ける人が最低限知っているべきことを網羅したうえで、より深い対策まで立てられるように工夫されています。この2誌は1年で1サイクルの教員採用試験対策講座になっていて、1年間かけて、教職教養、法律、時事問題、面接のポイント、小論文対策など採用試験で必要なことをバランスよくじっくり身に付けていくことができます。教員養成セミナーの別冊シリーズは、まさに「特訓講座」ですし、動画講座も充実しています。

「教員養成セミナー」を分析

 まずは教員養成セミナーです。これは、YouTube講義やデジタル版があるのでスマホなどを持っている人は間違いなくおすすめです。Fujisanというネット通販を使えば、雑誌を買う値段(割引あり)で、デジタル版も読めるようになります。デジタル版はスマホやパソコンで閲覧できるので場所を選ばず、早く届きます。

 この雑誌は、前半は読み物教材で後半は問題集形式の試験対策集になっています。その問題量は相当な量で、教職課程の倍以上はあります。最近はより分かりやすさを追求し、教員採用試験のために必要なことをシンプルにまとめ上げています。近年は、毎号YouTube上で講義動画を無料配信しています。巻末のテキストを使って教職・一般教養の学習ができるというまさに現代版の雑誌です。

自分でできる無理のないカリキュラム!

 教セミのカリキュラム例を紹介します。教育法規について1年かけてじっくり対策を立てられます。答申や法規など幅広い内容をポイントを絞りながら分かりやすくまとめてくれるのはまさに神ですね。ありがたい限りです。月額1,000円少々でこの内容は、雑誌だからできることですね。

誰も教えてくれない。各自治体の教員採用試験の詳しい分析と圧倒的な問題量!

 高校入試や大学入試とちがって、傾向と対策を知る術は限られています。大学の対策講座を受講しても、各都道府県それぞれに合わせるのは地方の大学でない限り難しいですよね。雑誌ならどこでどのタイプの問題が多く出題されているのかを表にまとめています。例えば、北海道・札幌市の試験問題には5年中3回教授法から出題されていることがわかります。一方、岩手や山形あたりではこの手の学習指導の問題は出題されていないことがわかります。念のために学習しておく必要はありますが、優先順位は低くなっていきますよね。限られた時間の中での試験対策であればあるほど、どれも同じように学習するのではなく、軽重をつけるということが大切になってきます。

 このように、教員採用試験に出題されるものというのは、実は自治体によっても好みがあって、それを知ることで対策の内容も絞り込むことができます。この表を見て、自分の受験する自治体の傾向を知るだけでもかなりの対策になります。教員養成セミナーには、この過去問を参考にした分析に加え、試験の類題を集めた問題集が掲載されています。

教育時事問題はグラフやキーワード解説でわかりやすく対策

 このような近年の教育課題は必ずと言っていいほど出題されます。資料の出どころもしっかり明記されていて、そこから何を読み取らなければいけないのかもまとめられています。正誤問題によく使われる問題ですので、このグラフをイメージできるとそういった問題にかなり強く対応できます。もちろん、試験対策というだけでなく、これから教職に就くので当然知っておきたい内容です。それらが、コンパクトにまとめられているのが素晴らしいですね。

答申や提言など重要な通知も網羅

 時代の変化とともに毎回話題になる文部科学省や各諮問機関からいろいろな重要文書がまとめられています。これらは本当によく試験に出ますが、正直なところそれらのすべてに目を向けているのは難しいことです。たとえ、目を通していたとしてもどこが出題されやすいのかまで考えていられないですよね。

 この例であれば、「第6章のここに注目!」ということがわかります。第6章という着眼点だけでもありがたいのですが、その中でもココ!というところまで教えてくれています。こういうように、教員養成セミナーでは取り上げ方の形は様々ですが、必要な情報をコンパクトにまとめてくれています。

論作文・面接対策も抜かりなく

 この手の論文対策の情報は、言ってみれば他の雑誌やインターネット上にも多く溢れています。むしろ溢れすぎていて何を見れば良いのかが分からない状態です。小論文は採点者によっても正解が異なることがあるという恐ろしいものです。

 この教員養成セミナーの中にはしっかりとポイントが盛り込まれているので、範囲が絞られ対策に出遅れることなく見通しをもって準備することができるのです。採点をしたことがある方の話によれば、基準はあるけど正解はないそうです。内容的にもかなりしっかりしていますので、まずはこれを読んで自分なりに小論文を書いてみることが必要ではないでしょうか。

 基礎基本をマスターし、幅広い知識や様々な角度から物事を見る力をつけて行くことで、多くの人に受け入れられる論文を書くことができるようになっていきます。

「別冊」シリーズが魅力的

例えば10月号別冊なら 
第1章 教員採用試験の基礎知識
 ■ 教員採用試験,最新(2018年度)の動向は?
 ■ 教員採用試験,その内容は?
第2章 合格を決める!必勝学習法
 ■ これで完璧!必勝合格スケジュール
第3章 合格を決める!採用試験攻略法
 ■ 筆記試験の攻略法
 ■ 論作文の攻略法
 ■ 面接の攻略法
 ■ 実技・適性検査の攻略法

例えば5月号別冊なら 
2018年度教員採用試験 パーフェクト予想問題
~新学習指導要領も網羅!~
【Part1】
[教職教養/一般教養]自己診断チャート付きパーフェクト予想問題
【Part2】
[専門教養]ファイナルチェック!新学習指導要領&指導法
【綴じ込み】試験に出る!「教育時事」ノート

例えば4月号別冊なら
【第1部】 教員採用試験で問われる「教育時事」とは
 ① 「教育時事」の攻略法
 ② 2017年度教員採用試験「教育時事」出題一覧
【第2部】 今夏ねらわれる!「教育時事」トップ4
 第1章 新学習指導要領
 第2章 いじめ
 第3章 不登校
 第4章 学力調査
【第3部】 あわせてチェック!重要トピック&資料
 ■ News 1 
  中央教育審議会答申「チームとしての学校の在り方と今後の改善策について」
 ■ News 2
  中央教育審議会答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上について」ほか「教育時事」Target予想問題

 このように、試験に出そうなポイントを集中して学習し、対策をたてることができます。常に新しい情報が反映されるのも毎月発行の雑誌ならではのよさですね。普通の出版物なら掲載から販売までのタイムラグもありますし、長い期間売られますからその分情報も古くなってきます。本当に、別冊シリーズは魅力的です。

 割引があるうえにデジタル版の閲覧も可能になる雑誌の専門店。
Fujisanの定期購読については、下記リンクより詳細を確認することができます。

「教職課程」を分析

 『教職課程』の特徴は、教職全般に対する知識や考え方が多く盛り込まれていることです。目次を見るだけでもその特徴がよく読み取れます。なお、こちらにはデジタル版はありません。

例:2017年2月号の目次

【特集】
・いまこそ好きになりたい、教育法規。
・2017年度(2016年度実施)試験を徹底分析!
自治体別 小学校全科出題傾向分析
【連載】
・教員志望者に贈ることば 松野 博一(文部科学大臣)
・最新教育情報がわかる。教職CAFE
・教えて!フレッシュ先生
・新聞を読んでいる時間がない人のための教育時事

/一般時事 NEWS HEADLINE TOP10/小島弘道の教育ご意見番!/内田 良のいま、学校にあるリスク/藤平 敦の生徒指導 お悩みQ&A/BOOKS REVIEW/CHINEMA REVIEW/星座で見える教員採用試験対策/“集中力”を高めるおとなの塗り絵/女子栄養大学監修!教採に効くレシピ/香月よう子のイケティーになろう!/教員になるまえに読みたい詩/

・読者参加型 論作文誌上添削ゼミナール
・剱持流板書誌上講座
・第1回誌上テスト(教職/一般)
・第2回誌上テスト(教職/一般)

 このように、効率よく試験対策だけに特化したものが欲しいという方であれば『教員養成セミナー』がおすすめです。

 少しじっくり読んで、教職に就いた際のヒントになる知識や技能も身に付けたいという方であれば『教職課程』がおすすめです。

安心・確実な取扱店はどこ?

 教員採用試験の対策を立てるなら早い方がよいですよね。さて、雑誌を購入しようと思っても、専門雑誌なのでその辺の書店ではなかなか見つからないかもしれません。ネットショップで検索しても、あまり取り扱っている店がなく、バックナンバーは『売り切れ』という表示が多くなっています。

 何故かなと思ったのですが、雑誌として考えれば書店は1か月も2か月も前の雑誌を店には置きませんよね。1年1サイクルの講座なので、できればバックナンバーは別冊も含めて全冊欲しいのですが、数週間逃すともう手に入らないというところが多いのです。

Fujisanは有名老舗の雑誌専門店

 Fujisanは雑誌販売の老舗です。一年を通していつでも申し込むことができ、しかも教員養成セミナーや教職課程については、1サイクル単位で申し込むことができます。既に紹介した通り、雑誌の構成は9月から翌年8月まで一通り網羅する内容でつくられていますので、途中から始めた場合は対策範囲に偏りが出ることになります。ところが、雑誌のバックナンバーを扱っている店はそうそうありません。そのことがちゃんとわかっていて、Fujisanは9月から最新号までの発行分を、バックナンバーも含めてまとめて送ってくれます。しかも、8月号で自動で購読が終了し、延々と定期購読にならないのです。そんでもって、デジタル版まで読めるんです。これはすごいシステムです。送料無料ですし、どうなっているんでしょうね。

 また、別冊として特集される5冊を含めた契約もできます(デジタル版は別)。1冊ずつ探して購入するより楽ですし、買い漏らす心配もありません。今のところ別冊まで含めて送ってくれるサービスは他のところでは見ていません。

 決済方法も多様でセキュリティも安心です。実績もあるのでネット通販が心配という方にも使いやすいお店になっています。

費用対効果のよい自己投資

・ 27,000円÷365日=73.9円 1日あたり約74円。

 こんな計算をしてみました。まあ、教員になったら最初の給料で十分おつりがくるような金額です。最初の金額は大きく感じますが、別冊を含めて18冊、1年分ですから小中学生の通信教材よりはるかに安いですよね。お金の使い道としてはかなり費用対効果がいい自己投資です。

「定期購読」はどれくらい得なのか?

 単純に別冊ありと別冊なしのプランでは10,000円の差がありますが、普通に別冊を6冊買えば10,368円ですので368円安くなっています。同じように月刊分も考えると結構安くなりますね。月刊分は値段そのままでデジタル版の閲覧もできるようになりますから、かなりお得と言えそうですね。

 バックナンバーを手に入れれば、本人の努力次第で対策の遅れを取り戻すことが可能ですよね。雑誌ですから何度もやり直すことが可能です。早めのスタートでライバルに差をつけましょうね。

最新号と定期購読のお知らせ

教員養成セミナーは▶ デジタルでまるごと1冊試し読みができます。

教員養成セミナー

 教員採用試験対策が充実。分かりやすい言葉で噛み砕いた感じの内容。過去問の掲載量も多い。得に、別冊シリーズがテーマも内容も秀逸です。デジタル版、YouTube講義など盛りだくさん。

教職課程

 教育問題なども幅広く掲載。資料やデータが充実していて考え方が広がる。大学進学と同時に読み始めても良い。もちろん、教員採用試験対策もある。こちらの雑誌も定期購読が可能。ただ、デジタル版はない。

販売取扱店紹介へのリンク

 ここまでは雑誌の比較でしたが、販売店についてはFujisanを紹介しています。手続きも簡単ですのでぜひ利用してみてください。

 おまけですが、前のページで、▶ 教員採用試験の概要と対策のポイントについて紹介しました。また、▶ 小論文対策 についても、お時間がありましたらぜひお読みください。