主体的な学びを促すインクルーシブ型学級集団づくり

 自分の中に理論に裏付けされた目指す学級のイメージがあることが大切です。みんなが仲良く、いじめなんて起きない。保護者ともうまく付き合い、生き生きとした学級。お互いに高め合いクラスがまとまる。言葉でいうのは簡単ですが、人間関係をまとめていくことはそう簡単ではありません。また、学級の中には自分の思いとは合わないという子や保護者もいる可能性があります。先生が「友達には優しく」と指導したいと思っていても、「やられる前にやれ」という考えの家庭があればすべてが乱れます。「みんなと仲良く」という思いだけで指導をそれば、合わない子同士は辛い思いをしますし、表面上の距離の取り方だけを覚えて一見トラブルは起こさなくなりますが、本当の意味の親和的な学級にはなりません。

指導と評価の大学講座

変化する教育の世界で、新教職課程に基づく教員採用試験、新学習指導要領、新指導要録に基づく指導と評価を適切に行うためには、精通しなければならないことがたくさんあります。特別の教科道徳の指導と評価、小学校英語の指導と評価、カリキュラム・マネージメント、PDCAの確立、育成すべき資質・能力、コンピテンシー、主体的・対話的で深い学び、アクティブ・ラーニング、プログラミングの指導、アセスメント(ポートフォリオ、パフォーマンス、ルーブリック)などです。特に、道徳の評価は、未知に近い状況なので、精通した上で適切に行うのは容易ではありません。

私はこの夏、従来の課題に加えて今日的課題にも対応できるよう、必要な教師力を理論的、実践的に研修することを目指し、指導と評価大学講座を受講してきました。

教師が変わり 子どもが変わる 15のコツ

主体的な学びを促すインクルーシブ型学級集団づくり

目次

第1部 学級経営の新しいパラダイム
  1章 これからの教員の力量
  2章 これからの学級集団づくり
  3章 これからの指導行動のあり方
  4章 これまでのやり方では失敗する

第2部 指導を変える15のコツ
  no.0 多様性を包含する学級集団をめざす
  no.1 ルール共有でワンランク上の対応をする
  no.2 リレーション形成でワンランク上の対応をする
  no.3 すべての子どもの支援レベルに対応する
  no.4 すべての子どもの承認欲求に対応する
  no.5 支援レベルに応じて学級集団の育成方針を決める
  no.6 望ましい行動を示し,それに近づくように支援する
  no.7 行動の仕方は具体的に明確に指示する
  no.8 タイムリーな言葉かけで主体的な行動を支援する
  no.9 ポジティブな言葉かけを意図的に増やす
  no.10 子ども個々の自己効力感を確実に高める
  no.11 最初から多様な学習方法を提示し自己選択させる
  no.12 未熟なソーシャルスキルを見定め,支援する
  no.13 マイナスの相互作用の発生を予防する
  no.14 アドボカシー的対応をする
  no.15 デュアルタスク機能を高める

 教師の指導行動は、先生のものの見方や考え方が大きく影響しています。先生の指導行動が変われば(子どもに合えば)子どももは良い方向へと成長していきます。子どもがうまくいかない時は、先生や子どもが悪いのではなく、やり方がマッチングしていないのです。教師の指導力を高めるナイスな本を見つけましたので紹介します。(字もそこそこ大きく、コンパクトなので数時間で読めます。読書が苦手な私にもわかりやすく書かれていました。)

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