平成 22 年4月1日の教育職員施行規則の改正により、従来、教員免許取得のための教職に関する科目であった総合演習に代わり、教職実践演習の修得が必要となりました。

この科目について

「教職実践演習(教諭)」の受講にあたっては、スクーリング申込時点で、受講資格をすべて満たすことが必要です。平成25年3月31日までに総合演習を修得した場合は、教職実践演習の単位の修得を要しません。

受講資格とは

・4年次に進級していること
・教育実習を終えていること(提出物を出していて評価判定待ちはOK!)
・明星大学で26単位以上(実習や外国語など一部除く)履修済みであること。
・もちろん、介護等体験も実施済みまたは実施予定であること。
・教職実践演習のレポートが提出済みであること。
・教職履修カルテが提出済みであること。

教職実践演習とは

 教員養成の最終段階として、教育実習を終えた学生に対し少人数の演習できめ細かな指導を行い、教員としての使命感・責任感、教育愛をもった授業及び生徒指導等を実践できる資質能力を形成することをねらいとする。履修カルテ(ポートフォリオ)に基づき、個々の学生の課題を把握した上で、模擬授業、ロールプレイング、事例研究、グループ討論などを取り入れながら、教職課程・教職指導の総まとめとして、「磨きあい高めあう熱意ある教師」として必要な資質能力が備わっているか、省察と実践を通じて確認できる授業内容とする。

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レポート・スクーリング情報

 過去にいただいた情報を整理して掲載しています。引き続き情報提供をおまちしています。

sub さんより:2017年3月23日 6:17 PM

2単位目の2:学習指導等における柔軟な実践力と教師の権威・責任についてあなたの考えを述べなさい。
教職実践演習(教諭)に関しては、上記の項目で2回不合格となりました。

1回目は「学習指導における柔軟な実践力」と「教師の権威・責任」との関係性を問われているのに、生徒指導について書いたため、不合格。
2回目は「個人差への対応」の具体性と、「学習指導における柔軟な実践力」に関して「どのような指導・対応によって、教師の権威・責任が出るか」より詳しい考えを書いていないため、不合格となりました。

 添削者が特任准教授や現校長先生であったためか、評価票に小さい文字でガッツリ講評が書かれていました。真摯に受け止めてしっかり書き直す最中です。

 上記には考えられないと2年前のコメントにはありますが、教職実践演習の評価は辛めだと思われます。ただ、講評自体は教員を目指すなら普通のことを指摘されており、また教職実践演習(教諭)の課題内容は書きやすい方だと思います。私自身のミス・指摘されたことを参考にして、再提出の方が少なくなれば幸いです。

マイケルさんより:2014年5月31日 10:12 PM

 意外と簡単に合格できました。多くの不合格になったとの声をスクーリングで聞きましたが、それを考えられません。

 私の教育実習の配属学級には、ADHDの児童RやLDの児童Tが在籍していた。彼らは、トラブルのもとになることも多かったが、担任の先生の教育的配慮のおかげで、クラス全員が友達の長所を見つけ合って、彼らの良さを生かすような居心地のよい学級作りがされていると感じた。子供たちの目線に立った学級経営と生徒指導とは、この先生がされていたように児童一人一人が安心して学び、生活していける居場所作りとしての学級作りと、一人一人の個性の良さを生かし、その個性を伸ばすように行われる生徒指導であると学んだ。この子どもたちの目線に立った学級経営と生徒指導を行うためには、いかなる方法を取れば良いのだろうか。
 学級経営は、集団の組織化と言われる。無作為に編成された集団を、いかに自分の育てたい学級へ創りあげていくか。そのためには、まずどのような学級経営をするか、明確な見通しを持ち、実現可能な計画を立てなくてはならない。私は実習を終えた今、一人一人の良さを認め合い、安心して過ごし、意欲を持って学び合いができるような学級作りを目指したいと考えている。
しかしいくら明確な見通しを持ち、綿密に計画を立てても、それが教師の目線で理想の学級を目指しただけの計画であるならば意味がない。自分の目指すよりよい学び合いができる学級作りをするには、何よりもまず担任が一人一人の児童の心に寄り添い、人間関係を構築することが必要である。小学校の学級担任は、児童の学校の生活時間のほとんどを一緒に過ごす。学習指導・生活指導を行いながら、トラブルや悩みへ対応し、保護者の対応や連携を図り、学級事務をこなして、子どもの育ちを全力で支える。このような密度の濃い関わりの中で、子どもの目線に立って子どもが今何を学び、何を力としてつけているか、どのような感情を持っているかを的確に捉え、ちょっとした変化にも対応していく。こうして一人一人の児童を理解し、信頼関係ができると、生徒指導は子どもたちへ響くものとなり、学級は安定していき、安心して学べる学級となっていく。これに加え、子どもの変化を的確に捉え、学校での児童の様子を保護者へ伝え、連絡を密にすることもまた学級経営や生徒指導には欠かせないものである。保護者との信頼関係を築くことで、家庭での様子を知り、その児童のよりよい理解につなげ、成長の可能性を模索する。それが個性を伸ばす生徒指導に繋げることができる。
学級全ての児童が安心して学べ、安定して学校生活が送れる学級経営と生徒指導こそが、子どもたちの目線に立った学級経営と生徒指導のあるべき姿であると考える。

 教師の権威は威圧的なものではなく、受容的な児童理解を行う中で得た子ども達との信頼関係の中で育まれる尊敬を基盤として形成される。
この受容的な児童理解とは、教師が子どもに常に肯定的な姿勢で接し、子ども一人一人を尊重するための支援の方法を追求し、子ども自身を受容することである。これにより、子どもは自己肯定し、自尊感情が高まり、意欲を持って学び、個性を伸張させ、自立への道を歩むことができる。ただし、教師がこのように接するためには、まず何よりも教師自身が内省した上で、長所も短所も自分を受け入れ、自らの価値を認めることが必要である。なぜならば、教師があるがままの自己を承認することで、児童を承認でき、それにより受容的な態度で接することが可能となり、その結果児童からも教師は信頼され尊敬にたる人物として承認されるからである。
しかし、この受容的な児童理解だけでは、尊敬にたる教師として十分ではない。教師として尊敬されるためには、例えば学習指導においては確かな学力を育むいい授業を行うなど、実践的な指導力を身に付ける必要がある。この確かな学力とは、意欲を持って学習に取り組み、基礎的・基本的な知識や技能を活用して課題を解決するために思考し、判断し、それを表現する力のことである。児童の実態に即したいい授業を行なうためには、教師が高い指導理論と、高い指導技術に支えられた柔軟な実践力を身に付ける必要がある。また常にその指導が最善への評価を行い、その結果を次の実践に繋げる指導と評価の一体化を図ることも重要である。
以上のような受容的な児童理解の上で、学習指導等における柔軟な実践力を教師が身につけることで、教師は児童からの尊敬に支えられ「権威」を持つことができる。受容的な環境で学び、わかる経験を通じて、児童はさらに意欲的に未知の学びに取り組むようになる。この未知の学びへの意欲は、現代の変化の激しい社会において人として自立し自由に生きるために、絶対的に必要な教養たる知恵と人格を培う基礎となるのである。私は、この教養を獲得させることこそが、公教育の従事者としての教師の「責任」であると考える。
 「権威」を持つ教師として、子ども達へ「責任」を果たすには、教師自身の自己肯定の上の日々の不断の努力が必要となる。私は教育実習の経験により教員への思いがより高まった。私自身責任と権威を持ちえた教師になることができるよう、この思いを忘れず、自己の取り組むべき課題を発見し、自己研鑽に努めたいと考える。

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