本文へ
  
 
758 初等家庭科教育法(2単位)

 レポートは教科書を参考にまとめましたが、指導例を考えるところでは学習指導要領や、文部科学省ホームページなども参考にしながら作成しました。
 この科目は、科目終了試験で取得しました。レポート返却まで4ヶ月もかかりました。

●レポート

単位 提出/返却 課題(上段)/レポート要約(中段)/講評(下段)
1単位目 06.04.12/
 06.08.15 
(1)小学校家庭科における個別指導の意義について説明しなさい。また、個を生かす指導例を1つ挙げ、具体的に説明しなさい。
(2)小学校家庭科の評価の観点について簡単に説明しなさい。また家庭生活への関心・意欲・態度の評価法について具体例を挙げて説明しなさい。

(1) 家庭科における個別指導は、それぞれの児童の実態の違いからも必要である。児童は、家庭環境や生活経験が異なる事から、特に技能習得に関しては個人差も大きく、学習意欲への差も出てくる。そのため、教師は児童個々の状況をよく把握しておく事が求められる。
 家庭科の場合、児童の実態に合わない計画から、児童の学習意欲が低下してしまうというケースがある。そのため、教師は児童それぞれの、「持ち味」「興味関心の方向」「独自の発想や思考」「現時点での知識・技能」そして、「意欲」を視点の中心に置き捉えていく。その上で、児童の個性が十分に発揮できる場面を強化し、その児童の現有の能力に応じた学習を個別に展開させていく場面の強化が必要となる。
 個を生かす指導例としては次のようなものが考えられる。たとえば、「事前の学習シート」の作成等である。(以下略)
 以上のような方法を用いながら、個を生かす指導を展開していく事が考えられる。 

(2) 教育評価は、児童にとっての学習目標の達成という観点より価値判断し、教師自身の指導法の改善にも役立てていくものである。児童の立場から見ても、学習成果を確認したり、自己理解と自己改善の動機付けとしての役割もある。
 (評価の観点については略)
 「関心・意欲・態度」の評価方法は、学習内容や家庭生活にどれだけ関心をもっているか、学習したことを自分の生活に生かそうとしているかなどを評価するものであるため、ペーパーテストなどの数値的な結果が出るものに頼ることができない。また、唯一絶対の評価技法があるわけではないので、さまざまな技法を組み合わせて用い、それらの評価資料を基に総合的に判断することが望まれる。その際、教師による観察は、子どもの活動中の様子・発言・つぶやき・ワークシートへの記述や、実習や作品づくりへの調べ学習や聞き取り調査の様子を継続的に観察し、データを蓄積する事が望ましい。また、内面の変化を表す微妙な特徴をとらえ、その子どもの生活全体から洞察し、多面的に評価するように心がけていくことが必要である。その際、記述式評定尺度法を用い児童自身の自己評価も取り入れる事も考えられる。その他、問題場面テスト、ゲス・フー・テスト、イメージマップなどを複数の評価用具を柔軟に使用しながら教師は総合的に評価していく事が求められる。 

(1)考え方はほぼ良いので、指導例は学習内容や展開をより具体的に述べてください。(学習シートの事前の調査は、何をどのように学習するためのものか具体的に述べてください)
(2)ほぼ良く考えまとまっています。
2単位目 06.4.12/
 06.08.15
(1)「衣服への関心」の内容で実践的・体験的な学習が行えるよう工夫した指導例を考え具体的に述べなさい。
(2)「住まい方への関心」の内容と、「家庭生活と家庭」の内容との関連を図ることによって、より効果的な指導ができるような指導例を考え具体的に述べなさい。

(1) 「衣服への関心」について、学習指導要領では、衣服の働きがわかり日常の着方を考える事、日常着の手入れが必要である事がわかり、ボタン付けや洗濯ができるようにすることが目標である。ここで、より実践的・体験的な学習を行うためには、身近な題材を用意する必要がある。例えば、「洗濯上手になろう!」という題材を設定する。この題材では、子ども達に、洗濯に必要な洗剤の種類や用具の使い方、手洗いや電気洗濯機洗いの特徴、布地や汚れに応じての洗濯の仕方の違いに気づかせたい。さらに、日常生活の中で、進んで衣服の手入れをしようとする実践的な態度や、自分たちの生活にかかわる生活排水と環境汚染について考える態度も養いたい。
 本題材は(以下、実践例について書く)。
 なお、授業では手洗いを中心に扱うことにより、水だけで落ちる汚れがあることや、洗濯機では見えにくい排水や使う水の量にも目を向け、生活環境に配慮した洗濯の仕方を工夫する意識も高めることができると考える。実習として、家庭の協力を得て実際に靴下を手洗いさせることを行い、機械で行うことが万能ではなく、人間の手で洗うことも有効であることを実感させる。この学習を通して、児童が学んだ事を家庭に持ち帰り家族に話をしたり、進んで衣服の手入れをしようとする実践的な態度を育てたい。

(2) 学習指導要領、内容の(6)には、「 住まい方に関心をもって,身の回りを快適に整えることができるようにする。」とある。掃除や身の回りの整理整頓を家族に任せている児童の実態を考慮し、家庭科の学習を通して家庭生活を振り返り、自らの課題をもって、生活をより良くしようとする態度や実践力を育てていく事が必要である。また、内容の(1)「家庭生活に関心を持って、家庭の仕事や家族との触れ合いができるようにする」との関連を図ることでより効果的な指導を行う事ができると考える。この関連で言えば、家族が気持ちよく住まうという視点から家族みんなが使う場所の清掃・収納を工夫したり、家族が集まる部屋を心地よくする工夫を考えたりする事、自分や家族の生活を支える仕事を理解する事にも結びつける事が可能である。
 そこで、この指導において効果的に指導できる題材として、「整頓の達人になろう!」というものを設定する。
 (中略)
 授業では、教室にあるロッカーの整理整頓を実施する。その際、実施前と実施後で写真を撮影し、テレビでやっているようなビフォー&アフターのような工夫をすると児童はより楽しく取り組む事ができるのではないか。段ボール箱で仕切りを作ったり、棚を用意するなどの工夫で収納スペースが広がったり、きれいに掃除をしてから物をしまった方が気持ちが良い事などにも気づかせたい。

(1)ほぼ良く考えてありますが、実習などに重きを置き、より実践的な体験的学習になるように工夫してください。
(2)ほぼよく考えてあります。

●科目終了試験(わたしは札幌受験)

試験 試験問題
5月 1、小学校家庭科の「教科の目標」について説明せよ。
2、調理実習で「家庭生活への関心・意欲・態度」を評価する時の留意点を述べよ。
6月 1、消費者教育と家庭科の関わりについて説明せよ。
2、「家庭の仕事」の学習で「関心・意欲・態度」を評価するとき、何をどのように評価したら良いか述べよ。
8月 1、小学校家庭科で、題材構成する場合の留意事項を述べよ。
2、みそ汁の調理実習で「生活の技能」を評価するとき、何をどのように評価したら良いかを述べよ。
10月 1、小学校家庭科におけるグループ学習の教育効果について述べよ。
2、調理実習で「家庭生活への関心・意欲・態度」を評価する時の留意点を述べよ。
11月 1、現代の社会や家庭生活の変化と小学校家庭科と関わりについて説明せよ。
2、小学校家庭科において問題解決的な学習を進めていくうえで、課題意識を持たせる工夫について具体的な例を挙げて説明せよ。

●以上を踏まえた対策は?
 指導に関する内容と、評価に関する内容が出ています。特に「評価」についての問題はほぼ毎回出ていますので、レポート作成時から意識しておくといいと思います。


 
編集日: 2007/03/21
 
ご意見・ご感想
リンク集
 
 

 

 
  ページの先頭へ