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 環境教育の試験問題です。放送大学は受験後しばらくして問題をダウンロードできるようになります。その際、自分が選択した科目以外の試験問題も見ることができるので、どんな問題が出たのか参考にすることができます。この「環境」ですが、私は講義を取ったわけではありません。なので、ここで私が解いたものはあくまでも参考程度にしてください。他の過去問もそうですが、模範解答ではありませんのでご注意くださいね。

放送大学修了認定試験 環境教育の実践の過去問です

 難しそうだなと思って選択しなかったのですが、問題を見てみるとまずます行けそうです。皆さんどう思われますか?仕事に関係あるので満点でないと…と思う一方で、免許更新の条件を満たすという観点で割り切れば満点は取らなくてもいいんですよ。2,3問間違えてもいいと思えば余裕の問題だと思います。

問1 環境教育・環境学習の実施のポイントで適切でないものを選べ。

① 環境問題は一つだけ取り出して解決できるのではないことに注意し,総合的な判断をしなくてはならない。
② 自然や社会の中で生活し,人や物とのかかわりをもって,よりよく生きていくために,社会システムを理解し,保全するという観点で展開していく。
③ 環境問題に気付きあるいは予測し,解決に取り組む人間を育成するという「生き方教育」,もっと広くは「人の文化の問題」でもある。
④ 環境問題は,人口,開発,貧困,食糧,民主主義,人権や平和,これら全てに関する環境と持続可能性のための教育を行うということが求められている。

 テキストを読んでいない者としてはこれはちょっと迷います。でも、よく考えていくと光は見えるかな。①はその通りですよね。④も環境教育について提言されたテサロニキ宣言の内容なので○。②か③で迷って調べたところ②は、現代のライフスタイルからそれを支える社会システムに至る様々な事項が、相互に関連しながら、多面的・複合的に、環境に影響を与えた結果生じていることを理解していくので○。だから正解は③になります。難しい問題が1問目に出ましたね。

問2 環境教育のねらいを受けて学校教育で望むべき児童・生徒の姿。

自分を取り巻く自然や社会,生活にかかわる中で(A)をもてる
環境に対し,気付きや疑問を基にしながら考え,(B)をもてる
保全のためにどんな行動をとるべきかを(C)して問題を解決できる

① A:公害問題に関心,B:豊かな心情,C:考え,行動したり,協力したり
② A:環境に対する豊かな心情,B:表現していく能力,C:考え,行動したり,協力したり
③ A:公害問題に関心,B:豊かな心情,C:考え,行動
④ A:環境に対する批判的な能力,B:豊かな心情,C:考え,行動

 まず(A)は公害に限定することではないですよね。なので①と③はカット。しかも批判的な能力ってのも変。なので④もカット。あれ、②だけ残った(笑)次に一応(B)も見てみますか。考えたあとは表現するのが学校。②しかないですね。更に(C)も見ておくと、どんな行動をとるか判断しますよね。選択肢はどれも同じように見えます。協力が入っているかどうかですが、もう②でいいですね。

問3 環境教育におけるエネルギーの学習で適切でないものを選べ。

① 小・中学校でのエネルギーの学習は,発達段階に応じ系統的に学習内容が組まれている。
② エネルギーは直接目に見えないものが多いので,小・中学校の教科書では扱われず高等学校で初めて扱う。
③ 日常では,化学エネルギー・電気エネルギー・光エネルギーなど各種エネルギーが変換されながら利用されている。
④ エネルギーは有限であることを理解して,日常生活を営むことが主体的な環境保護や保全につながる。

 この辺の問題が出ると安心するね。②しかないですよね。普通に5年生で振り子の問題が出るし、中学校では位置エネルギーとか運動エネルギーとか熱エネルギーとか…。②はあり得ない話です。そうやってみれば他はその通り!と言えるのでありがたいです。

問4 環境教育について適切でないものを選べ。

① 原体験による自然への共感が大切である。
② 学校の関係者が,安全のために学校の範囲内で行う。
③ 大人が自然に共感している姿を学ぶことである。
④ ボランティアなど地域の人々の協力で行う。

②でしょう。こんな限定的な環境教育はありえませんね。選択肢の文が少々乱暴なような気がしますが、②が明らかにおかしいので他は正しいのです。たぶん。

問5 学校で取り組む環境教育で育成すべき3つの能力の組み合わせで正しいものを選べ。

① 自然を愛する心情の育成,環境に対する見方や考え方を育成,身近な環境に対する評価力の向上。
② 環境に対する豊かな感受性の育成,環境に対する見方や考え方を育成,環境にはたらきかける実践力の育成。
③ 環境に対する豊かな感受性の育成,環境破壊に対する批判力の育成,環境にはたらきかける実践力の育成。
④ 環境に対する豊かな感受性の育成,環境破壊に対する批判力の育成,身近な環境に対する評価力の向上。

 受験対策みたいですが、1つ目は①以外は全部同じということは①はないよね。2つ目と3つ目を比べると、「批判力の育成」などというラッキーなキーワードが。批判する教育ではないので③・④はカット。なので②かな。念のため3つめを見ると、評価力というこれまたそぐわない言葉が出ています。批判したり評価したりではないと思うのでやっぱり②。だと、私は思うのですが、講義を受けている科目ではないのでしつこいですが参考までにしてください!

問6 地域の動植物の保護について当てはまる文章として正しいものを選べ。

(…前半略)これらの動植物を保護していく活動は関係する地域の多くの学校が取り組んでいる。それらの学校に共通している点は身近な環境問題を取り上げ (     )取り組んで,成果を上げている。

この文に入れる選択肢は次の4つですが…

① 国から補助金をもらって,教職員の環境保護担当者が
② 半年から1年間の短期で,集中的に
③ 総合的な学習の時間や委員会活動を活用して,地域の人たちの協力を得ながら継続的に
④ 地域の自然保護団体の活動に協力する形で,学校内で担当者を決めて

 ③だよね。美しいのは。①は成果を上げるには補助金というもの。じゃあ、金を出せよと言う話になります。②は環境教育は継続的にやるものだから時間が無いからって短期集中はだめですよね。④は活動に協力する形でって受け身ではだめです。③はその通り。委員会のエコ活動なんかはこれに入りますし、だいたいどの学校に行ってもなんちゃらリサイクルとか節電とかやっています。迷わない迷わない!

問7 環境教育における重要なことについて適切でないものを一つ選べ。

① 自然に親しむ心。
② 自然を守る行動。
③ 生活スタイルを変える行動。
④ 便利な今の生活を守る行動。

 個人的には④も大事で③が難しいのですが、環境教育の視点でいけば今の便利な生活を少し見直して、行動を変えるのが大切なんですよね。こまめに節電。エアコンや暖房の設定を見直す。だから④は適切ではないのです。きっと。

問8 環境教育について私たちに課せられた課題について適切でないものを選べ。

① 大量にエネルギーを消費し続ける豊かさを享受するという生活スタイルを維持する。
② エネルギー消費を減少させても快適な生活ができるような社会構造とライフスタイルを確立する。
③ 社会の持続可能な発展を保障する再生可能エネルギー中心のエネルギー供給の構造に変えていく。
④ 低公害車,省エネ機器等の普及や太陽光発電等の新エネルギーの利用拡大の取組みを進める。

 読んだだけでこれって分かりますよね。①ってダメじゃん!って…説明するのが難しいくらい全部だめじゃない?豊かな生活を維持するためにエネルギーをふんだんに使い続けようなんて有難い選択肢です。迷いません。

 以上で8問ありましたが、何問行けそうですか?8分の6は「安心してください。合ってますよ。」で、残り2問も、おそらく「行けそうな気がする~!」というレベルでした。試験の難易度に着目して考えるなら、情報と環境の2つはまずオススメですね。

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